歯の為によい生活習慣について

虫歯や歯周病は生活習慣病の一種です
虫歯や歯周病のかかりやすさというのは、歯の質や唾液の質など、遺伝的な要素に左右される部分もありますが、多くの場合、むしろ食生活や生活習慣が大きく影響していることをご存知ですか?

そのため、虫歯や歯周病というのは、糖尿病や高血圧などのように、生活習慣病の要素が強いと言えます。つまり、虫歯や歯周病は、生活習慣を改善することにより、予防が可能な病気なのです。

歯を悪くしてしまう生活習慣

歯を悪くしてしまう生活習慣をいくつかご紹介します。当てはまるものがある場合には要注意です。

  1. 歯磨きをしないで寝てしまう
  2. 深酒をすることが多い
  3. タバコを吸う
  4. 間食をする
  5. 砂糖入りの飴やガムなどをよく食べる
  6. 砂糖入りの飲み物をよく飲む
  7. 酸っぱいもの、炭酸飲料をよく摂取する
  8. 歯ぎしりをする
  9. 歯医者には悪くなってからでないと行かない
  10. 口呼吸をしている

歯を悪くしないための生活習慣

歯を悪くしないためには、生活習慣の上で次のことに注意しましょう。

食生活における注意

いちご
間食をなるべく控える
食事を摂る回数が多くなるほど、歯にプラーク(歯垢)がたまりやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。特にだらだらと食べ続けるのは良くありません。間食はなるべく控えるようにしましょう。
スイーツを食べる女性
糖分の摂り過ぎに注意する
糖分は虫歯菌のエサとなります。砂糖入りの飲み物を1日に何度も飲む習慣がある、砂糖入りの飴やガムなどを食べることが多い、という人は気をつけましょう。また、食事中の糖質にも同様に注意が必要です。バランスのとれた食事を心がけましょう。
寝ている女性
寝る前に食べない
夜食をとる習慣があると、たとえその後に歯磨きをして寝たとしても、虫歯や歯周病のリスクが高まります。睡眠中は唾液の分泌が大幅に減少します。そのため眠っている間というのは、唾液による自浄作用が落ちてしまいます。歯磨きでは100%汚れを取り切ることは不可能なので、磨き残しによる虫歯や歯周病のリスクが高まってしまうのです。
ハンバーガー
軟らかいものばかり食べない
現代の食べ物は、あまり噛まずに食べられるような、軟らかい加工食品であふれています。あまり噛まない食生活を続けていると、唾液の分泌がきちんと行われないようになり、細菌がお口に繁殖しやすくなって、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
炭酸飲料
酸性食品の摂りすぎに注意する
酸っぱいものや炭酸飲料は摂りすぎると歯を酸で溶かしてしまいます。摂りすぎにはくれぐれも注意しましょう。