アイライン初心者から上級者へ!基本のアイラインの引き方と応用講座

「なんとなく」アイラインを引いていませんか?それとも憧れの芸能人みたいになりたくてアイラインをマネしていませんか?人の目の形はそれぞれ違います。あなたの目の形に合ったアイラインを引くことで、目の形がきれいに協調され印象がグッと変わります。

今よりワンランク上のキレイを目指すためには「基本的なアイラインの引き方」をきちんとマスターすることが重要です!慣れてきたらナチュラルな抜け感アイラインや小悪魔風アイラインなど、少しずつアイラインの幅を広げていきましょう。アイラインの引き方がわかるとメイクがどんどん楽しくなりますよ♪

この記事で分かること
・アイライナーの種類
・アイライナーの引き方
・アイライナーQ&A

読むのに必要な時間は約 8 分です。

 

1.アイライナーの種類

アイライナーには様々な種類があります。選び方は「使いやすさ」や「どんな印象にしたいか」などで選んで良いと思います。ここではアイライナーの種類をご紹介いたします。

■ペンシルアイライナー

ペンシルアイライナーには「鉛筆型」と「くり出し方」の2種類があります。ペンシルアイライナーでラインを引いた後に綿棒でぼかすとラインの強弱などの調節が簡単に出来ます。ペンシルアイライナーは扱いやすく失敗しにくいのでアイライナー初心者さんにはおすすめです。

【ドーリーウィンク ペンシルアイライナーⅢ】

人気モデルプロディースのペンシルアイライナーです。柔らかい芯なので力を入れなくてもきれいなアイラインがするする描けます。ウォータープルーフタイプなので汗や水がにじみにくく、パンダ目になりにくいアイライナーです。

【コージー ロングラスティングアイライナー】

シャープナーのいらないくり出し式だからいつでもすぐにアイラインを引くことができます。ロングラスティング処方だからにじみにくくいつまでも描きたてのラインが保てます。チップと専用シャープナーがついているので、ぼかしてニュアンスづくりや細めのラインが自由自在に描けます。ダークブラウンもありますよ。

■リキッドアイライナー

リキッドアイライナーは液体タイプのアイライナーです。目元をくっきりと強調させたい時にはリキッドアイライナーがおすすめです。

リキッドアイライナーには筆ペンタイプとフェルトペンタイプがあり、筆ペンタイプは先が細いので細めのラインを引くことも、何度か重ねて太めのラインを引くこともできます。フェルトペンタイプはペン先がしっかりしているのでアイラインを引く際にラインがブレずに引けます。リキッドアイライナーはにじみにくいので汗をかいても落ちにくいのが特徴ですが、ペンシルアイライナーのようにぼかすことができません。

【ドーリーウィンク リキッドアイライナーⅢ】

濃密ブラックだからくっきりとした印象で目ヂカラをアップさせられます。リキッドが肌にピタッと密着するから、にじみを防いで長時間きれいなラインを長持ちキープできます。コシのある筆先なので細いラインもするりと描けます。

【コージー リキッドアイライナー】

フェルトペンタイプの速乾リキッドアイライナーです。ウォータープルーフタイプだから汗や水に強く、こすっても色落ちしにくく長時間きれいなラインが続きます。柔らかい筆先だから肌に当たった感じも柔らかくなめらかです。

■ジェルアイライナー

ジェルアイライナーには瓶にジェルが入っていて筆にとってラインを引くタイプと、ジェルを固めてペン型にしたくり出しタイプがあります。ジェルは液体でも個体でもないので、なめらかな描き心地です。シャープなラインを入れて目をきりっと強調させることもできますし、ぼかしてふんわりとした印象にもできるので使い勝手の良い便利なアイライナーです。ジェルが肌に密着するので描いたラインをいつまでもきれいに保てるところも特徴です。

■パウダーアイライナー

パウダーアイライナーはアイシャドーのような粉タイプなのでアイライナーのなかで一番ナチュラルな仕上がりになります。アイシャドーとのグラデーションも作りやすく、初心者さんでも失敗しにくいタイプのアイライナーです。

2.アイライン基本の引き方

アイライナーの種類や特徴が分かったところで、アイラインの基本的なひき方をマスターしましょう。アイラインの基本的なひき方をマスターすると、オリジナリティーを出すことも可能です!

■ペンシルアイライナー基本の引き方


1目を少し伏し目にし、まつ毛の生え際を確認する
2上まぶたを少し上に引っ張り、目頭側からまつ毛の間を埋めるようにペンシルでラインを引く
3目の中央まで引けたら目尻側から目の中央に向けてラインを入れる
4仕上げに綿棒などでラインをなぞるようにぼかす

ペンシルタイプでアイラインを引くときのポイントは、一度に描こうとせずに少しずつペンシルを動かして描くようにしましょう。

■ペンシルとリキッドの合わせ技


1先ほど紹介した方法で、ペンシルアイライナーを使いアイラインを引く
2リキッドタイプのアイライナーを上から引く
3全体的にラインを入れたら、頭部分にもラインを引く

リキッドタイプはぼかすことができません。ラインのガタつきを防ぐためには、少しずつラインを引きましょう。少し太めのラインを入れることで目ヂカラが出て、目がより大きく見えるようになります。

3.アイライン応用編

基本のアイラインの引き方をマスターしたら、応用編にチャレンジしてみましょう。

■キャットライン

出典:https://www.koji-honpo.co.jp/

たれ目タイプの人や小悪魔風に見せたいときにおすすめの引き方です。目尻側のラインを引き上げると小顔効果にもなりますよ!キャットラインを引いた目にさらにボリュームを持たせたい時は、目尻につけまつげを付けると印象の強い目元がつくれます。リキッドタイプかジェルタイプのアイライナーを使えば、はね上げラインが描きやすく、キャットラインがはっきり見えます。

【引き方】
1まつ毛のすき間を埋めるようにラインを引く
2目の真ん中(黒目のあたり)から目尻にかけてのラインが太くなるように何度か重ねてラインを引く
3目尻の5~8mmほど外側にはね上げラインを入れる
はね上げラインは下まぶたの延長ラインになる感じでいれると入れやすいです。

■たれ目ライン

出典:https://www.koji-honpo.co.jp/

ふんわりした印象にしたい時にオススメの引き方です。目を丸く見せるのでデカ目効果があります。たれ目ラインは終わり部分をスッとキレイに見せるのがコツです。リキッドタイプやジェルタイプを使うとラインの端をきれいに描けますよ!

【引き方】
1まつ毛のすき間を埋めるようにラインを引く
2目頭から目の真ん中(黒目のあたり)まで太目のラインをいれる
3目の真ん中から目尻にかけてはラインが少しずつ細くなるような感じにする
4目尻から3~4mmほど下に向けてラインを引く
たれ目ラインは目尻側の3分の1くらいの位置から下に向くように入れるのがポイントです!

■切れ長ライン

出典:https://www.koji-honpo.co.jp/column/

キリっとした印象になる切れ長ラインは、大人の雰囲気を演出したいときにとても有効です!もともと目元が涼しげな印象の一重さんや奥二重さんと相性の良いラインで、さらに目ヂカラをアップさせたいときにはおすすめです。切れ長ラインは目を囲むように細いラインを描くので先の細いリキッドタイプとペンシルタイプを合わせて使うと自然な切れ長ラインに仕上がります。

【引き方】
1目頭から目尻までまつ毛の間を埋めるようにラインを引く
2目尻は3~5mmほどはね上げるようにラインを引く
3下まぶたの目尻3分の1くらいまでペンシルタイプのアイライナーを使いインラインを引く
はね上げたラインと下まぶたのインラインをつなぐように引きましょう。

4.目の形別アイラインの引き方

■二重さんのためのアイライン

【基本の引き方】

二重さんは黒のアイラインをいれると目ヂカラがアップしすぎるので、アイライナーの色をグレーやブラウン、ネイビーに変えて、ペンシルタイプのアイライナーを目尻3分の1くらいに入れると控えめながらもハッキリした目になります。まつ毛のすき間を埋めるようにラインを入れ、仕上げに綿棒でぼかすとラインがナチュラルになります。

【二重さんのアイライナーテク】
「今っぽい抜け感アイライン」

出典:https://www.biteki.com/

もともと目元がはっきりしている二重さんが黒のリキッドアイライナーを使うと、濃いメイクに見えたり、印象が派手になりがちです。抜け感と大人のきちんと感がある落ち着いた雰囲気にしたいなら、黒のペンシルアイライナーをチョイスして、ナチュラルだけど密度の高い目元を作りましょう。

【抜け感のあるアイラインの引き方】

出典:https://www.biteki.com/

1まつ毛の根本をビューラーでカールさせる
2目の際にアイラインは引くのではなく「埋める」感じでペンを小刻みに動かす。

今回使用したアイライナー
・メイベリン EVラスティングジェルライナー エクストラスリム

極細1.5mmのジェルライナーだから細いラインもスルスル書けます。色はブラック、ダークブラウン、ライトブラウンの3色だから雰囲気にあわせた使い分けもOK。ジェルがすぐに乾くから汗や水に強く一日中きれいなラインが続きます。

■奥二重さんのためのアイライン

【基本の引き方】
奥二重さんはアイラインを引いても埋まりやすく、ラインを見せようと太めのラインを入れると反対に目が小さく見えてしまいます。まつ毛のすき間を埋めるように細めのラインを入れると目の際が協調されます。ポイントは目頭よりも目尻のラインを強調するようにアイラインを引きましょう。

【奥二重さんアイライナーテク】
「魅惑のボルドーで作る、色っぽアイライン」

出典:https://www.biteki.com/

奥二重さんはまぶたの目頭部分がかぶさりがちなので、目頭から中央にかけてはまつ毛のすき間を埋めるようにラインを引きましょう。目尻から2分の1のあたりはまつ毛の際にラインを引くようにするとボルドーラインが見えるので目元のアクセントになります。

【色っぽアイラインの引き方】

1まつ毛の根本がみえるようにまぶたを軽く引き上げる

出典:https://www.biteki.com/

2目頭から目の中央にかけて、まつ毛のすき間を埋める感じでアイラインを引く
3目の中央から目尻にかけては、まつ毛の際にアイラインを引く(目の長さより少し長く引き最後は少しはね上げる)

【今回使用したアイライナー】
・シャネル ステイロユー ウォータープルーフ 928

ペンと反対側にはぼかしチップが付いているから手軽にアイラインのニュアンスを変えられます。専用のシャープナーが内蔵されているからいつでも使う度に新鮮な描き心地。

■一重さんのためのアイライン

【基本の引き方】
一重さんのアイラインのポイントは「太さ」です。初めは細めにラインを入れ、徐々に太くしていきましょう。まつ毛のすき間を埋めるようにラインを引き、ラインが少しみえるくらいの太さになるまで重ねて描きます。一重さんのアイラインは、目を開いた時に目の際にアイラインが少し見えるくらいの太さがちょうど良いでしょう。目尻は水平に1~2mm程度長く描きます。一重さんはラインがまぶたにかぶさりラインがにじみやすいので
ウォータープルーフタイプのアイライナーを使いましょう。

【一重さんアイライナーテク】
「クールな涼しげアイライン」

出典:https://www.biteki.com/

まぶたがぼってりしている一重さんはパープルのペンシルアイライナーで印象的な涼しげEYEをつくりましょう。パープルだからきつくなり過ぎないクールな印象を作れますよ!

【涼し気アイラインのひき方】

出典:https://www.biteki.com/

1アイホール全体にうっすらと淡いグレーのアイシャドーをのせる
2黒目の端から目尻にかけてパープルのアイラインをひく(目の幅より5mmほど長くひく)
目尻のあたりはやや太めのラインになるように引くのがポイントです。

【今回使用したアイライナー】
・コーセー ヴィセリシェ クレヨンアイカラー PU-5

するするとなめらかな描き心地。濃密なパープルが大人の目元を演出。ぼかすとアイカラーとしても使えます。汗や水に強いウォータープルーフタイプ。

・イヴ・サンローラン・ボーテアイライナー 7(ライトパープル)

発色の良いアイライナーなので目元の美しいアクセント使いにおすすめです。描いたラインをチップでぼかせばアイシャドーベースとしてもつかえます。シャープナー付き。

5.アイライナー初心者さんのQ&A

Q1.アイライナーの使い方がわからない
どんなアイライナーを使えば良いのかわからず、とりあえず黒のリキッドアイライナーを使ってみたけれど上手に使えない…というアイライナー初心者さんも多いはず。そんなときはペンシルタイプのブラウン系アイライナーから始めてみましょう。ポイントは目尻と下まぶた3分の1のインライン使いです!ペンシルタイプのブラウン系ならピンク系のアイシャドーと相性が良いので、ぼかしてグラデーションにするとフェミニンな印象に仕上がります。ナチュラルに目元を強調できるので「こなれ感」を演出できますよ!

アイライナーを始めて使うときは「どの辺りにアイラインを入れればいいのかわからない」ということになりがちです。アイラインはまつ毛の根本(目の際)に入れるのではなく、「まつ毛のすき間を埋めるように」入れます。こうすることで目の縁がはっきりしてマスカラのみのときと比べると目ヂカラがアップして見えます。

Q2.アイラインがガタつく!
どのタイプのアイライナーでも共通して言えることは「一度でキレイなラインを引こうと思わないこと!」です。とくにリキッドアイライナーは手の振動が伝わりやすいため、一度できれいなラインを引くのは難しく、ガタガタしたラインになりやすいです。アイライナーは少しずつラインを入れ、仕上げに全体をつなげるように引くとガタつきを防止できます。一重さんのようにまぶたに厚みがある人は上まぶたを少し引っ張り上げるようにするとラインが引きやすくなりますよ!

Q3.ラインがにじんでしまう!
アイラインを引く前にまぶたの水分や油分を拭き取りましょう。乳液や化粧下地の水分や油分が残っていると、きれいなラインが描きにくくなり、にじみの原因にもなります。きちんと拭き取っても、時間が経つうちにアイラインがにじんでしまう場合は、アイラインと同系色のアイシャドーをつけてみましょう。油分によるにじみ防止になるほかに、アイシャドーとアイラインできれいなグラデーションができるので、まろやかな奥行きのある目元がつくれます。

目の下にアイラインがついてしまう!という人は下まぶたにフェイスパウダーもしくは明るい色のアイシャドーをつけてみましょう。ウォータープルーフタイプのアイライナーを使う、ペンシルタイプアイラインで初めからぼかしておくのも良いですね。

Q4.寄り目、離れ目をカバーしたい!
アイライナーのすごいところは目の協調だけではありません!ラインの入れ方しだいで、寄り目や離れ目など、目の悩みも調節できるのです!

【寄り目さんのアイラインの引き方】
黒目の一番外側から目尻にかけて太目にラインを引くと、目尻部分が強調されるので寄り目に見えにくくなります。

【離れ目さんのアイラインの引き方】
リキッドアイライナーで目頭部分に「く」の字にラインを入れます。目頭側が強調されるので離れ目に見えにくくなります。

Q5.アイラインを落ちにくくするには?
きれいなアイラインが引けたら、いつまでもそのまま残っておいてほしいですよね。「時間が経つうちにアイラインが消えてしまう!」という悩みを持つ方もいらっしゃるかと思います。アイラインは油分や水分が残っていると描きにくく落ちる原因になるので、アイラインを引く前はまぶたに残っている化粧下地などの油分を拭き取ってから描くようにしましょう。ほかにもアイラインを引く前にフェイスパウダーをつける、アイシャドーを塗るなどの対策もあります。

Q6.アイラインをナチュラルに引くコツとは?
アイラインは目元を強調してくれる効果がありますが、くっきりとしたラインを入れると「いかにも!」という感じで違和感が出ます。できるだけナチュラルはアイラインにするためには、一度でラインを引くのではなく、まつ毛のすき間を埋める感じで少しずつ入れるようにしましょう。アイラインはまつ毛のすき間を埋めるようにいれることで、マスカラを付けたときに自然に目の輪郭が強調され、さりげない目ヂカラアップを狙えます。

6.まとめ

アイラインはどんな目の形でも「まつ毛のすき間を埋めるように引く」ことが基本です。リキッドタイプのアイライナーはハッキリとした印象にしたいときに使いやすいですが、やりすぎるとキツイ印象になります。ペンシルタイプやジェルタイプなら失敗したときでもぼかすことができるので初心者の方には使いやすいアイテムですね。

 

普段は黒のアイライナーばかりを選んでいる人は、ブラウンやグレーなど、他カラーのアイライナーにチャレンジしてみましょう。いつもと同じ入れ方でも色が変わることで少し雰囲気が変わりますよ!アイライナーをTPOに合わせて使い分けることで、様々なメイクバリエーションが増えます。今回ご紹介したアイライナーはドラッグストアーで手軽に買えるものが多いので色んなアイライナーを試してみて自分の使いやすいものを選んでくださいね!

ライター:山本