もういや!繰り返したくない憎き鼻ニキビをキレイに撃退する方法!

朝鏡を見て鼻にニキビを見つけた瞬間は愕然となりますよね。目立つし、痛いし、悪化させないように気を付けているのに、時間が経つほどに酷くなるニキビを見て「どうしたらすぐに治るのか教えてほしい!」と思いませんか?今回は20代のキラキラ女子の悩み「鼻ニキビ」について取り上げてみました。おすすめ化粧水や漢方薬なども紹介してますよ~。

この記事で分かること
・鼻ニキビの原因
・鼻ニキビの種類
・鼻ニキビの対処方法

 

1. 鼻ニキビの原因

・ホルモンバランスによる皮脂の過剰分泌

分泌され、毛穴にずっと残ったままの皮脂にバイキンが入り込み、炎症を起こしたものがニキビです。

鼻は顔の中で最も皮脂の分泌量が多くニキビができやすい場所です。日頃のストレスや生活習慣の影響でホルモンバランスが崩れると皮脂が過剰に分泌されるようになります。

皮脂量が多くなった毛穴は洗顔やクレンジングでキレイにしておかなければすぐにニキビができてしまいます。

「生理前になるとニキビができやすくなる」という方は、黄体ホルモンの影響かもしれません。

黄体ホルモンが多いと皮脂の分泌が過剰になりニキビできやすくなります。

 

・肌の乾燥による皮脂の過剰分泌

思春期の頃は皮脂の分泌量が多いので、ニキビができるのはTゾーンや頬など顔全体的になります。

しかし成長が落ち着いた20代半ば以降は皮脂の分泌量が減っているため、10代の頃と比べるとニキビの量が落ち着いているはずです。

それなのにいつまでもTゾーンや頬にニキビができている場合は肌の乾燥が原因だと考えられます。

肌内部にある水分が蒸発すると乾燥を補おうとして毛穴から皮脂が過剰に分泌されます。

内側の水分には足りていないのに、表面には皮脂やオイル、クリームで油分ばかりが乗っている状態になっています。

余った油分は毛穴を詰まらせ、アクネ菌の栄養になります。

化粧品メーカーが推奨するスキンケアをしていても鼻ニキビができる、肌の調子が良くないという時は「インナードライが原因かも」と疑ってみてください。

 

・植物性オイルのスキンケアによる過剰な油分

最近はオリーブオイルなどの植物性オイルで肌のケアをする方もいらっしゃいますが、上手に使わなければ植物性オイルも鼻ニキビを作る原因になります。

植物性オイルはアレルギー性敏感肌の原因にもなりやすいので肌の弱い方は使用を控えた方が良いでしょう。

植物性オイルを使用するときは、炎症を抑える効果のある植物性オイルもありますので、そういったオイルを使用するか、乾燥が気になる部分に1滴だけつけて肌になじませるようにしましょう。

 

2.鼻ニキビの種類

始めは小さなニキビでも、対処を間違えると酷くなってしまいます。

最終的には赤く盛り上がったまま皮膚に残ったり、肌内部にしこりが残ります。今鼻にあるにニキビがある場合、どの状態が把握してみてくださいね。

 

■白ニキビ

出典:https://www.biteki.com/

皮脂やファンデーションによる汚れ、角質などが毛穴に残って小さく盛り上がった場外です。

中身を出そうと爪でグイグイ押すと患部だけでなくその周囲も傷がいきます。優しく洗顔をして毛穴に詰まった汚れを取り除くようにしましょう。

 

■黒ニキビ

白ニキビが進行した状態です。毛穴に詰まった皮脂などが酸化し、毛穴が広がって黒く見えています。

イチゴ鼻に見える原因です。毛穴が広がっている状態なのでバイ菌が入りやすく、傷つきやすい状態でもあります。

 

■赤ニキビ

出典:https://www.biteki.com/

黒ニキビが炎症し、赤く膨れ上がった状態が赤ニキビです。

赤ニキビになるとヒリヒリとした痛みが出るようになり、かゆみもあります。毛穴にたまった皮脂や角質を栄養にアクネ菌が増え、炎症が起きている状態です。

 

■黄ニキビ

出典:https://www.biteki.com/skin-care/trouble/307441

赤ニキビがさらに進行し、中に膿が溜まっている状態です。

この頃になると少しの刺激でも痛みを感じるようになります。黄ニキビの中にある膿は白血球がニキビ菌と戦ったあとの死骸です。

触ると少しブヨブヨしていて簡単につぶせそうな気がしますが、ここでつぶしてしまうと、毛穴がばい菌に触れ治りが悪くなります。

陥没の原因にもなるので自分でつぶすのは絶対にやめましょう。

 

・にきびとかゆみ
実はニキビのかゆみはあまりひどくない場合が多いのです。

赤ニキビや黄ニキビのように中心に膿がたまっている状態は「ヒスタミン」という成分が分泌されているので多少のかゆみを感じますが、白ニキビや黒ニキビの状態でかゆみを感じる場合は「乾燥」によるもの、もしくは「アレルギー」が関係していることが考えられます。

使用中の化粧水を変えてみる、キレイに掃除をしてハウスダストや花粉などをできるだけ除去するなどの対策をとりましょう。

 

3. 絶対にしてはいけないこと

鼻にニキビができると目立つから「どうにかしたい」と焦ってしまいますよね。でも早く鼻ニキビを早く治すためにはこれからご紹介することは「絶対にしないで」ください!

 

■ニキビに触れる

ニキビができると気になってつい触ってしまいます。

いつも手を洗ってキレイにしているつもりでも、思っている以上に色々な物に触れるので目には見えない菌がたくさんついています。

知らず知らずのうちに手が触れることで、そういった菌が鼻ニキビに付着し、炎症を悪化させる原因になります。

また炎症がすすんだニキビの対処を間違えると、赤くなったまま硬くのこってしまう「硬結ニキビ」になってしまいます。

硬結ニキビは一度できてしまうと治るまでに時間がかかります。悪化をさせないためにも、自分で何とかしようと思わず、皮膚科で診てもらいましょう。

 

■鼻ニキビを自分でつぶす

鼻ニキビは自分でつぶさないようにしましょう。

皮膚科でも中の膿を出す処置が行われるので、膿を出すこと自体は悪くありませんが、皮膚科は専用の器具や薬を用います。

自分で鼻ニキビをつぶした場合は、その後の十分なケアができないため、同じ場所にニキビが繰り返しできたり、色素沈着して跡が残ったり、治った後に皮膚が陥没するといった原因になります。

鼻ニキビは何度でもできやすいので皮膚科で診察をうけ、根本的な治療にとりくみましょう。

 

■鼻ニキビを冷やしすぎる

白ニキビや黒ニキビを冷やしても皮膚への刺激になるだけで、特に何のメリットも得られません。

洗顔方法や化粧水などのスキンケアを見直して、鼻ニキビを悪化させないようにしましょう。

赤く炎症を起こした赤ニキビは一時的に冷やすことで腫れや痛みが治まり少し楽になります。

しかし痛みがあるからといって長時間冷やし続けると顔の血行が悪くなり、ニキビが治るために必要な栄養分や酸素などが十分に行きわたらず、かえって治りが悪くなります。

炎症が落ち着いてきたらニキビを冷やすことをやめ、皮膚科で診てもらう、スキンケアを変えてみるなどの方法をとってみてください。

 

・化粧水での炎症の冷やし方

炎症があるときの冷やし方は保冷剤などを直接肌に当てるのではなく、化粧水をたくさん含ませたティッシュを患部に当てます。

こうすることで化粧水が蒸発するときの気化熱により炎症している部分の熱が奪われて炎症を冷やすことができます。

コットンやタオルの使用はおすすめしません。繊維が毛羽立ち、炎症部分に当たると刺激になるので避けるようにしましょう。

また長時間ティッシュを当てていることで肌内部の水分も蒸発して乾燥がすすみます。炎症を冷やす時間はなるべく2~3分ほどでストップしてくださいね。

 

・ハッカ油での炎症の冷やし方

ハッカ油とはミントから作られる植物性のオイルのことです。

「油分は鼻ニキビに良くないんじゃなかった?」と思われた方は安心してください。必要以上の油分は要りません。

ティッシュにハッカ油を1滴ほどたらし、幹部にポンポンとなじませるだけ。ミントが持つスッキリ感やひんやりとした感覚により炎症部分の熱が楽になります。

さらにハッカ油には除菌・消炎作用があるので幹部の消毒もできて一石二鳥です。

ですが清涼感の強いハッカ油は刺激も強いので、患部につけるときは原液をつけるのではなく、水で薄めたものを使ってください。

原液を直接肌につけるとヒリヒリと少し痛みを感じます。また植物性オイルによりアレルギー反応が出る方もいらっしゃいます。必ず事前にパッチテストをおこなうようにしてください。

 

4. できてしまった鼻ニキビの対処法は?

■オロナインって鼻ニキビに効果的なの?!

ニキビを治す効果のある市販薬は色々ありますが、「オロナインH軟膏」もその一つ。

効能・効果の欄を見ると「にきび」と書いてあるので、皮膚科に行く時間のない方は「オロナインで対処しよう」と思いますよね。

オロナインは「クロルヘキシジン」が主成分として使われています。

この「クロルヘキシジン」は消毒液としても使われるほど抗菌性が高い成分なので、鼻ニキビの原因「アクネ菌」にも有効です。

ただしこれは「鼻ニキビ初期の頃」の話。痛みを持つほどのニキビになってしまった場合は、オロナインを塗っても効果への期待は薄いかもしれません。

自己判断で鼻ニキビを悪化させないようにしましょうね。

 

■漢方に頼ってみる

鼻ニキビが繰り返しできやすいという方は「漢方」の力に頼ってみましょう。

ヨクイニンとは「ハトムギの皮を除いた種」のことで、昔から肌荒れの治療に良いとして用いられてきました。

ハトムギには体の熱を取る消炎作用や体内の水分バランスを整える効果があり、「肌あれ」や「いぼ」などの体内の不調が皮膚に現れた症状に対してとても有効です。

ニキビを東洋医学的にみると「体内の水分が余っていて、無駄な熱がこもっている状態」です。

ヨクイニンはこの体のなかにある水分と熱を外に出してくれます。

体内の余計な水分が外に出ることで、滞っていた血の循環が良くなり、栄養が体の隅々まで行きわたるため、鼻ニキビが少しずつ良くなっていくというシステムです。

 

【クラシエ ビタミンBCプラス ヨクイニン(販売名:ヨクイノーゲンBC錠)】

 

商品http://www.kracie.co.jp/

この「ビタミンBCプラス ヨクイニン」には肌の生成を助けるビタミンBとCも配合されているので、漢方とビタミンのダブルの効き目で根本的な鼻ニキビの改善を望む人にはおすすめです。

チュアブル錠なので水なしで簡単に食べることができるのもうれしいですね。

携帯に便利なパウチ型(7日分)と毎日効果を実感したい人のための大容量タイプ(35日分)があります。本気で鼻ニキビに取り組みたい方はまずは1か月間続けて飲んでみてくださいね。

 

■皮膚科で受診する

ニキビが悪化してから皮膚科をする方は多いです。

皮膚科では悪化してしまったニキビをきちんと処置してくれますので後が残ったり陥没するのを防げます。

またニキビの塗り薬をくれますから、繰り返しニキビができたときのために常備薬として持っておくのも良いですね。

鏡を見て鼻にニキビを見つけたときは「まだ小さいから」「目立たないから」「自分でなんとかする」と思わずに、ニキビが小さいうちだからこそ、早めに皮膚科を受診しましょう。

 

■洗顔は優しい泡洗顔がおすすめ


出典:http://www.kracie.co.jp/

小鼻の際はファンデーションや皮脂が残りやすく、ニキビができやすいポイントともいえます。

さらに鼻の形はでこぼこしているので洗い残ししやすい場所なので丁寧に洗いましょう。

薬指と小指の腹をつかい、ゆっくりくるくると円を書くようにやさしくなで洗いをます。

ゴシゴシと強い力で顔をこするように洗うと、鼻ニキビに刺激を与えるだけでなく、皮膚にも傷がいきます。

洗顔料は手の上でよく泡立て、マシュマロのようなふわふわの泡で洗顔をするようにしましょう。

繊細な泡を作ることで毛穴の中まで洗浄成分が行き届き、汚れを掻き出してくれます。ゴシゴシと擦らないので肌への摩擦も減らせ、キメも整いハリのある素肌になります。

泡を洗い流すときは、ぬるま湯を使用してください。熱めのお湯は肌に刺激があるだけでなく、乾燥し肌が突っ張ったような感じになります。

 

■スキンケアを見直す

ニキビ用のスキンケア用品には毛穴の収れん性(毛穴を収縮させる役割)を高める成分として「エタノール」が配合されている場合があります。

エタノールは殺菌作用がありますが揮発性が高いため、肌内部の水分が奪われてしまうこともあります。

肌の弱い人はエタノールの刺激がヒリヒリと感じ、乾燥をさらに進めて新たなニキビがうまれる要因にもなりかねません。

大人の鼻ニキビに良い化粧水は「敏感肌用化粧水」です。たっぷりと手にとり、何度かハンドプレスをして水分をしっかりと奥まで浸透させましょう。

水分が肌内部に浸透したサインは「手のひらが頬に吸い付く感じ」がしたらOKです。

大人ニキビはインナードライによる肌の乾燥が原因の場合も多いので、しっかりと保湿をしましょう。

セラミドやアミノ酸配合の化粧水で外側からしっかりと肌にうるおいを与えたら、うるおいを逃がさないためのフタとしてクリームやオイルをうっすらと付けるようにしましょう。

クリームやオイルはニキビができにくい部分のみにつける方法もおすすめです。

 

5.ニキビ跡を残さないために

できてしまった鼻ニキビをキレイに治したい!女性なら誰もが思うことですよね。

ここでは鼻ニキビの跡を残さないためにオススメの方法をご紹介します。

 

■ビタミンCで色素沈着を防ぐ!

ニキビの跡がシミになって残ってしまい鏡を見る度に「消えてくれないかなぁ…」なんてため息をつている人はいますか?

ニキビによる色素沈着を防ぐにはビタミンC誘導体配合の化粧水がおすすめです。

ビタミンC誘導体はニキビのほか美白やシミ、シワなどにも効果があります。ビタミンC誘導体にはいくつか種類がありそれぞれ浸透率が違います。肌への浸透率が良いものほど効果が期待できます。

・ドラッグストアでも買える身近なビタミンC誘導体配合の化粧水

(アサヒ研究所 素肌しずく ぷるっとしずく化粧水(ビタミンC))200ml 980円(税抜)

商品https://www.asahi-fh.com/

ジェルのようにとろみのある化粧水で、ビタミンC誘導体の肌への浸透率が高い化粧水です。

ほかにも10種類以上の美容液成分配合だから肌のうるおいもキープしながらニキビケアができる化粧水です。環境に優しい詰め替え用もあります。

 

(花王 キュレル 美白化粧水Ⅲ)140ml 2,300円(税抜)

商品https://www.kao.com/jp/

キュレルは敏感肌の人向けに作られたブランドなので、鼻ニキビができて悩んでいる人でも優しく使えます。

パッケージに書かれた「Ⅲ」とはしっとり度合いを表していて、最もしっとりするタイプということです。

ビタミンC誘導体もしっかり配合されているので手軽に美白ケアができます。

 

■ニキビ跡の陥没を防ぐ

ニキビ跡が陥没してしまう原因は、中にある膿を絞り出そうと指でグイグイ押して肌を傷つけてしまうから。

つい気になって触るうちに鼻ニキビが悪化してしまい、黄ニキビへと移行してしまいます。

ニキビ跡を残さないようにするためには何よりも「触らないこと!」これが一番です。

鼻ニキビを少しでも早く改善させたい場合は、習慣を見直し地道に取り組む必要があります。

正しいスキンケアをして、バランスの良い食事をとり、夜は早めに寝ることで体のリズムが整い自然に鼻ニキビの治りが早くなりますよ。

 

6.まとめ

大人ニキビの原因は生活習慣の影響や肌のターンオーバーサイクルの乱れによる乾燥、ストレスなどでホルモンバランスの乱れたためです。

本当はニキビができないような生活を心がけることが大切なのですが、現代女性は仕事や家事に忙しく、なかなかゆっくりと自分の時間をとることが難しいですよね。

「最近野菜不足だな」と感じたらビタミン剤や野菜スムージーなで体内の栄養状態を理想的な状態に近づける、遅くても12時前にはベッドに入るようにするなど、小さなことから始めてみましょう。

どんなに気を付けていてもニキビができる時はできます。

そんなときは焦らずに敏感肌用の化粧水でたっぷり保湿をして不用な油分は肌に付けず、できてしまったニキビはつぶさない、時には漢方薬を試してみるなど、少しずつ健康素肌に近づくように努力していきましょう。

肌の調子が良くなると、ニキビ以外にも毛穴ケアや肌の色がワントーン上がるなどうれしい効果が期待できますよ。

ライター:山本