もっとみずみずしく!セラミド化粧水を選ぶポイントとおすすめ8選

基礎化粧品のCMや雑誌などのメディアでよく目にする“セラミド”。
肌に良さそうってだけで、セラミド入りの化粧水を使っている人もいるかもしれませんね。

セラミドは肌にとって欠かせない物質の一つで、皮膚の品質を一定に保つという重要な役割を果たしてくれています。コラーゲンやヒアルロン酸と同等に女性の肌に必要なものなのです。

 

1. そもそもセラミドとは?

◆セラミドの働き

セラミドとはもともと皮膚の角層に存在している脂質です。この成分が豊富なほど、角質層のバリア機能が強まると言われています。また、セラミドは細胞の間を、手を繋ぐように埋めてくれており、水分の蒸発を防いでくれています。セラミドがなければ人の肌はうるおいを保つことができないので、乾燥肌を改善するためにも必要不可欠なものと言えます。

◆セラミド不足になるとどうなるの?

肌のうるおいを保つセラミドが不足すると、「乾燥」「ニキビや吹き出物」「シワやたるみ」といった肌トラブルが起こります。セラミドは肌のバリア機能にも大きく関係しているため、不足することであらゆるトラブルにつながってしまうのです。

乾燥…細胞同士を繋ぐセラミドが不足すると、細胞間に隙間ができてしまいそこから水分が蒸発していきます。肌は乾燥し、乾燥によって他の肌トラブルへとつながっていきます。

ニキビや吹き出物…肌は乾燥すると、外部からの刺激に弱い状態になります。皮膚が炎症を起こしやすくなり、乾燥によって開いた毛穴に老廃物や皮脂が溜まりやすくなるのです。

シワやたるみ…肌が乾燥することでハリがなくなり、シワがつきやすくなります。また、肌のバリア機能が低下することで、たるみが現れることもあります。

◆セラミド不足を改善するには?

セラミド不足を改善するためには、日頃からセラミド配合の化粧品を使う、食事に気を付けるなどの方法があります。セラミドは化粧水だけでなく、美容クリームで配合されているものもありますし、食材やサプリメントからも摂取が可能です。自分で愛用している化粧水があって、セラミド配合のものに変えるのはちょっと…という人は食材からセラミドを摂っていきましょう。
また、抗酸化作用のある食材は、体内でセラミドを作る際の手助けをしてくれるので積極的に食べるようにしましょう。抗酸化作用のある食材はトマト、にんじん、ほうれん草などの緑黄色野菜です。

 

2. セラミドの種類と特徴

とは言っても、多くの人は化粧水に含まれているセラミドの種類が気になりますよね。ここでは主に化粧水に含まれているセラミドの種類と特徴を紹介します。

◆ヒト型セラミド

人の肌や髪に含まれる成分とほとんど同じ成分といわれ、他のセラミドに比べて高い保湿力があります。肌本来が持つ機能がもっとも改善するといわれているのがヒト型セラミドで、本物のセラミドとも言われているようです。

◆天然セラミド

馬の脳や脊髄(せきずい)からとれる動物由来のセラミドです。天然セラミドは、人間の角質の細胞間脂質と構造が似ているので、肌になじみやすく保湿力が高いです。ただし高価なものが多いので、効果が感じられる配合量だとそれなりに値段が高くなってしまいます。

◆植物性セラミド

大豆・米・トウモロコシ・小麦・こんにゃく芋などから抽出されたセラミドです。米・大豆・麦由来などは、アレルギーを引き起こしてしまう可能性もありますので、アレルギーのある方は必ずチェックするようにしましょう。

◆合成(類似)セラミド

肌自体にあるセラミドとは異なるのでヒト型セラミドよりは効果が弱まります。
ですが、配合量を多くすればそれなりの保湿力を発揮してくれるようです。ヒト型セラミドや天然セラミドに比べ安価なためメーカーも大量配合することができます。

 

3. セラミド配合化粧水の選び方

◆3つのポイント

セラミド配合化粧水を選ぶときは、次の3つがポイントになります。

・ヒト型セラミド配合の化粧水を選ぶこと

先にもお伝えしたように、セラミドには種類がありますが、その中でもおすすめなのが「ヒト型セラミド」です。ヒト型セラミドは成分表示で「セラミド1」「セラミド2」「セラミド3」「セラミド6」と表示されているので、気になる人はチェックしてみてください。
これらのセラミドは、浸透しやすく特に保湿力が高く、敏感肌でも使いやすい低刺激性という点でもおすすめです。

・その他の保湿成分もチェックすること

セラミドは保湿成分の中でも高い保湿力のある成分だと言われていますが、他の保湿成分も一緒に配合されているとさらなる効果が期待できます。

代表的な保湿成分としては、
ヒアルロン酸
コラーゲン
アミノ酸
リピジュア
などがあります。こうした保湿成分が複数含まれているものを積極的に選びましょう。

・低刺激のものを選ぶこと

すでにセラミド不足に陥っている人や、敏感肌の人は「エタノール」「香料」「着色料」などが多く配合された化粧品は避けるようにしましょう。少し入っている分には問題ありませんが、肌トラブルを防ぐためにも配合量の少ないものを選びましょう。

◆おすすめのセラミド化粧水

製薬メーカーが作ったセラミド化粧水【ヒフミド エッセンスローション/小林製薬】

出典:https://www2.kobayashi.co.jp

公式サイト:http://lp.kobayashi.co.jp/
人の肌に浸透しやすいセラミド1と、セラミド2、セラミド3と、3種類ものセラミドを配合しているというのが特徴です。エタノール不使用で肌に優しく、製薬メーカーが作っているという点からも信頼度の高い化粧水です。

オールインワンジェルというのがうれしい。エイジングケアにも。【メディプラスゲル/メディプラス】
出典:https://mediplus-orders.jp

公式サイト:https://mediplus-orders.jp
5種類のヒト型セラミドと2種類のコラーゲン、4種類のヒアルロン酸という豊富な保湿成分が配合されたオールインワンジェルです。アルコール、合成着色料も不使用でお肌に優しく、年齢肌の悩みを抱えた大人の女性におすすめの商品です。

5種類のヒト型セラミドを贅沢に配合【バイタライジングローション/ETVOS】
出典:https://www.cosme.com/products/detail.php?product_id=68030

公式サイト:https://etvos.com/fs/etvos/cd-012

@cosmeでの購入はコチラ♪:セラミドスキンケア バイタライジングローション

5種類のヒト型セラミドが配合されており、ハリ感とツヤを与えながら肌を乾燥から守り潤わせてくれます。肌のカサつきが気になる、キメの粗さが気になる、顔がくすんで顔色が悪く見えるといった悩みを持つ人におすすめです。

ドラッグストアで手軽に購入できる!【シェイプモイストローション/リッツ】


出典:https://store.shopping.yahoo.co.jp/sundrugec/

公式サイト:http://www.lits.jp/product/

出典:https://www.cosme.com

ドラッグストアでも購入可能なセラミド入りの化粧水です。うれしい詰め替え用もありますよ♪プチプラですが、セラミド2、セラミド3、セラミド6と3種類のヒト型セラミドを配合しています。コラーゲン、ヒアルロン酸などの高保湿成分も配合されています。

@cosmeでの購入はコチラ:シェイプモイスト ローション

プチプラで試したい!という人におすすめ【スキンコンディショナー高保湿/セザンヌ】
出典:https://www.cosme.com/products/detail.php?product_id=64343

公式サイト:http://www.cezanne.co.jp/lineup/
1000円以下のプチプラにもかかわらず500mLという大容量で、たっぷりバシャバシャ使えるセラミド化粧水です。ヒト型セラミド3種類、ヒアルロン酸3種類、コラーゲン、アミノ酸といった保湿成分を配合した優秀アイテムです。

@cosmeでの購入はコチラ:スキンコンディショナー高保湿

4. 食べても摂れるセラミド

◆食材編

「コラーゲンは口から摂っても意味がない」なんてことを聞いたことがあるでしょうか?
それは意味がないのではなく、食べた分がそのまま肌にコラーゲンとして届くわけではないというだけで、少なからずお肌にも良い影響を与えてくれています。

セラミドもコラーゲン同様、口から摂取しても消化の過程で分解されてしまいますが、分解されたものが体内でセラミドを作る際の素(もと)になっていきます。セラミドを含む食品をたくさん食べたからと言ってすぐ肌が元気になるというわけではありませんが、セラミドを作る素(もと)は体にとっても必要なものです。他の食材とバランスよく摂取することで、体の内側から健康な肌を目指しましょう。

【セラミドを増やすことが期待できる食べ物】
こんにゃく、しらたき、黒ゴマ、黒豆、小豆、ひじき、わかめ、ごぼう、そば、コーヒー、紅茶、黒コショウ、米、米ぬか、小麦胚芽、牛乳など。

中でも最も効果が期待できるのはこんにゃくです。
セラミドのサプリメントの原料にもなっているほどですから、日頃から摂取していきたいですね。

◆サプリメント編

セラミドの1日の目安摂取量を摂るには、生芋こんにゃくで半分くらい、玄米でお茶碗約10杯など、大量に摂取する必要があります。効率よく摂取するためには、サプリメントも効率的です。

【セラミド モイスチュア (機能性表示食品)/DHC】
出典:https://www.dhc.co.jp/goods/

こちらはドラックストアでも購入可能なセラミド入りのサプリメントです。米由来のグルコシルセラミドが配合されており、肌のうるおいキープを目指します。

 

 

【「アレルケア」セラミドプラス/カルピス】
出典:https://www.calpis-shop.jp/products/

アレルケアシリーズのセラミドプラスの商品です。乳酸菌も一緒に摂取でき、アレルギー症状でお悩みの人やお子さんにも服用可能なほど体に優しいサプリメントです。

 

 

【エーザイ チョコラBB リッチセラミド 50mL】
出典:https://www.amazon.co.jp/gp/product/

サプリメントではありませんが、コンビニでも買えるので手軽にセラミドを摂取できます。日本人の体に取り込みやすい米由来のセラミドが配合されており、ドリンクタイプのため吸収率も高いと言われています。

 

5. まとめ

セラミドについて、化粧水~食材まで紹介してきましたが、肌に必要不可欠なものということをお分かりいただけたかと思います。

基礎化粧水は自分の肌に直接のせるものだからこそ、何が含まれているのかしっかり理解して使用することが大切です。
「セラミド配合」と書いてあるモノを即決購入するのもありですが、せっかくだったら成分表示をチェックして、より体に良いセラミドが配合されている化粧水を選んで使うようにしましょう。